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2020.12.10
本記事の詳細につきましては、共同通信社のニュースリリースページでご覧ください。
URL:https://kyodonewsprwire.jp/release/202012098354
金属イオンの溶出をコントロールできる樹脂容器の開発に成功
2020年12月10日、当社開発の樹脂容器「フュージョン成型容器」に金属イオンの溶出をコントロールできる効果があることを実証いたしました。
金属イオンは抗菌性・殺菌性を示すことが知られています。
(出典:D. H. Nies, Appl Microbiol Biotechnol 51 (1999) 730-750)
これらの効果のメカニズムは、金属表面にあるイオンが菌やウイルスのタンパク質やDNAに作用するためです。
さらに、これらの金属に水が触れると、水中にイオンが 溶け込みイオン水となることによって、抗菌性・除菌性を示します。
当社では均質な樹脂-金属のハイブリッド成型加工技術を
10年の月日を経て開発しました。
この技術を用いて、抗菌性・除菌性を有する金属を様々な比率で配合・成型を繰り返し、殺菌・抗菌効果について性能を評価しました。
※参照:本文末の試験機関「株式会社ビズジーン」に よる除菌成分(銅イオンと銀イオン)殺菌試験の概要
除菌成分(銅イオンと銀イオン)殺菌試験の概要
1. 依頼者
株式会社エイエムジー
2.試験機関
試験機関 :株式会社ビズジーン
3. 試験概要
後記溶液の細胞毒性、及びコロナウイルスへの不活化効果を評価する。
4.試験対象菌株・細胞・ウイルス株
Human Coronavirus 229E ATCC VR-740
宿主細胞:MRC5 細胞(ヒト胎児肺線維芽細胞) ATCC CCL-171
抗ウイルス試験結果
銀イオン水溶液(0.05ppm)
銀イオン水溶液(0.02ppm)
製品内生成水溶液
精製水(control)
試験対照 (0.2% Fetal bovine serum Dulbecco’s Modified Eagle Medium)
感染阻害効果(%)
銀イオン水(0.05ppm : 99.3%
銀イオン水(0.02ppm : 99.9%
製品内生成水溶液(ウイルスバスターボトルに入れた水): 99.5%
コントロール(精製水): 0%
*感染力価はN=6の平均
※試験溶液において細胞毒性は認められなかった。
尚、本記事は下記メディアにも掲載されております。
高知新聞:https://www.kochinews.co.jp/article/420469/
CNET Japan:https://japan.cnet.com/release/30501494/?ref=rss